お名前.comを使っていて、更新時の費用が思ったより高いと感じた人もいると思います。
理由のひとつは、通常の更新料金に加えて「サービス維持調整費」が上乗せされるためです。
現在、お名前.comのドメイン関連のサービス維持調整費は 25.75% です。少し前の2026年3月は24.75%だったため、時期によって負担額が変わる点も分かりにくさにつながります。
この記事では、お名前.comの調整費で更新費がどのくらい重く見えやすいのかを整理したうえで、移管を考えるならどこを比較するとよいのかを、料金の見え方も含めてわかりやすくまとめます。
📊 現在の状況(2026年4月時点)
お名前.comでは、表示されているドメイン料金とは別に、一定割合の「サービス維持調整費」が加算される状態が続いています。いまの費用感を確認するときは、表示価格だけでなく、調整費込みで実際にいくら近くになるかを見ておくほうが安全です。
調整費の変遷
- 2023年2月:18.25%
- 2023年12月:22.75%
- 2026年2月:25.50%
- 2026年3月:24.75%
- 2026年4月:25.75%
※調整費は固定ではなく、為替状況などを踏まえて見直される前提で案内されています。
サービス維持調整費とは
サービス維持調整費は、お名前.comが表示価格に一定割合を上乗せして請求する仕組みです。お名前.comでは、為替状況の変動などを背景として、ドメイン関連料金にこの調整費を加算すると案内しています。
そのため、お名前.comの料金を見るときは、表示価格そのものではなく、最終的な請求額がどう見えるかまで含めて判断したほうが分かりやすいです。
実際の料金への影響
.comドメイン料金比較(2026年4月時点)
| サービス | 1年目料金の見え方 | 2年目以降更新料の見え方 | 補足 |
|---|---|---|---|
| お名前.com
| 0円+1,408円/年 | 1,408円+サービス維持調整費 | 更新料金とは別に調整費が加算 |
| Xserverドメイン
| 1円 | 1,721円 | 移管も1,721円で分かりやすい |
| ムームードメイン
| 770円+サービス維持調整費 | 1,728円+サービス維持調整費 | こちらも調整費あり |
| ConoHa WING
| サーバー契約で永久無料 | 無料(条件付き) | WINGパック利用前提 |
この比較で大事なのは、最安かどうかだけで判断しないことです。
お名前.comやムームードメインのように、表示価格に加えて調整費がかかるサービスは、更新時点の料率によって印象が変わります。長く使う予定なら、基本料金だけでなく、追加費用の分かりやすさまで含めて比較したほうが失敗しにくいです。
移管を検討すべき理由
1. コストを読みやすくしやすい
- お名前.comでは、表示価格に調整費が加算されるため、更新時点の負担を把握しにくいことがある
- 移管先によっては、表示価格と実際の支払額の差が小さく、費用の見通しを立てやすい
2. 料金の透明性が高い候補がある
- XServerドメインは、.com の更新・移管ともに 1,721円で分かりやすい
- 更新費の総額を読みやすくしたい人には、この分かりやすさが大きなメリットになる
3. 他社でも十分比較できる
- 移管先は「とにかく最安」だけでなく、料金体系の分かりやすさ、サーバーとの連携、管理のしやすさで選べる
- 今は、どこが一番安いかよりも、更新時に迷いにくいかを優先して比較するほうが判断しやすい
主要な移管先候補
Xserverドメイン
- 特徴:更新費と移管費が分かりやすい
- 更新料:1,721円(.com、税込)
- 移管料:1,721円(.com、税込)
- 向いている人:追加費用のない分かりやすい料金体系を重視する人
XServerドメインは、今回の比較候補の中ではかなり見やすい存在です。
「更新時にいくらかかるのかを読みやすくしたい」という人には、まず比較対象に入れやすいです。
ConoHa WING
- 特徴:WINGパック契約で独自ドメインが永久無料
- 更新料:無料(条件付き)
- 向いている人:サーバーも一緒に使う前提でまとめたい人
ConoHa WINGは、単純なドメイン単体の移管先というより、サーバー込みで管理をまとめたい人向けの候補です。すでにサーバーも見直すつもりがあるなら、候補に入ります。
ムームードメイン
- 特徴:GMO系の主要サービス
- 更新料:1,728円+サービス維持調整費(.com)
- 移管料:1,728円+サービス維持調整費(.com)
- 向いている人:GMO系サービス内で移行を検討したい人
注意:ムームードメインも現在は請求金額に対してサービス維持調整費がかかる案内です。
そのため、「GMO系へ移せばすぐ安くなる」と単純には言いにくく、お名前.comとの差額だけで即決する候補ではないと見ておくほうが安全です。
さくらのドメイン(さくらインターネット)
- 特徴:料金体系が見やすい
- 更新料:3,220円(.com、税込)
- 移管料:3,220円(.com、税込)
- 向いている人:最安よりも分かりやすさや安定運用を重視する人
価格だけで見ると強くありませんが、表示価格と請求額の差が少なく、比較しやすい候補ではあります。
最安重視でなければ、検討先として残せます。
ドメイン移管の手順
Step 1: 事前準備
- AuthCode(認証鍵)を取得する
- 登録情報を確認する
- 有効期限が近すぎないかを確認する
まずは、お名前.com Navi などで移管に必要な情報を確認し、登録情報のズレがないかを見ておくと進めやすいです。
Step 2: 移管申請
- 移管先サービスで「ドメイン移管」を選ぶ
- ドメイン名とAuthCodeを入力する
- 移管料金の支払い手続きを行う
移管時には、移管先での1年分の更新料が必要になるのが一般的です。
Step 3: 移管完了待機
- 承認メールが届いたら内容を確認する
- 移管完了通知を確認する
- 必要に応じてDNSやメール設定を見直す
移管そのものはすぐ終わる作業ではないため、余裕のある時期に進めるほうが安全です。
移管時の注意点
タイミングの制約
- 取得直後や移管直後は、すぐに再移管できない場合がある
- 有効期限が近すぎるドメインは、先に更新したほうが安全なことがある
期限ぎりぎりで動くと判断を急ぎやすくなるため、更新直前に慌てて動くより、少し余裕を持って確認したほうが失敗しにくいです。
料金について
- 移管時には移管先での費用が発生する
- 移管後は移管先の料金体系が適用される
- 「今より安いか」ではなく「今後の更新費を読みやすいか」まで見ておくと判断しやすい
更新費の安さだけでなく、毎年の費用感を把握しやすいかまで見ておくと、あとで迷いにくくなります。
サービス継続性の確保
- DNS設定は事前に確認しておく
- メール転送やオプション機能は再設定が必要な場合がある
- 移管後の管理画面の使い勝手も見ておく
ドメインだけを見て決めると、移管後の運用で想定外が出ることがあります。メールやサーバーとの連携も使っている場合は、事前確認が大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1: サービス維持調整費はいつから適用されていますか?
A: お名前.comでは2023年からサービス維持調整費が案内されており、2026年4月時点のドメイン関連の料率は 25.75% です。料率は固定ではなく、見直される前提で案内されています。
Q2: ドメイン移管にはどのくらい時間がかかりますか?
A: ケースによりますが、すぐ完了する作業ではないため、更新期限ぎりぎりではなく、少し余裕を持って進めるほうが安全です。
Q3: 移管中にWebサイトやメールは止まりますか?
A: 事前にDNSや関連設定を確認しておけば、影響を小さくしやすいです。メール転送やオプション機能を使っている場合は、移管後の再設定が必要になることがあります。
Q4: 移管時に追加料金はかかりますか?
A: 一般的には、移管先での1年分の更新料相当が必要になります。移管後はそのサービスの料金体系で更新していくことになります。
Q5: お名前.comの調整費は今後どうなりますか?
A: 調整費は固定ではなく、見直される前提で案内されています。今後の水準を断定するより、更新時点で公式の料金ページとお知らせを確認する前提で見ておくのが安全です。
まとめ
お名前.comの更新費が高く感じやすいのは、基本の更新料金だけでなく、そこにサービス維持調整費が上乗せされるためです。2026年4月時点の料率は 25.75% で、時期によって見直されています。
そのため、今後もお名前.comを使い続けるか、他社へ移管するかを考えるときは、表示価格の安さだけでなく、実際に払う総額が読みやすいか、更新時に迷いにくいかを重視したほうが判断しやすいです。
とくに、追加費用のない分かりやすさを重視するなら、XServerドメインは比較しやすい候補です。いっぽうで、ムームードメインは同じく調整費があるため、「GMO系に移せばすぐ安くなる」とは限りません。
なんとなく高い気がする、で終わらせず、調整費込みで比べると、移管するべきかどうかがかなり見えやすくなります。
※料金や調整費率は変動するため、最終確認は各公式サイトで行ってください。
※移管作業は自己責任で行ってください。重要なドメインについては、事前にバックアップや準備を十分に行うことをおすすめします。

